思い立ったが吉日

今更ハンドメイド始めました。ハンドメイド後発組の試行錯誤。

心を掴む

私は2ヶ月毎に歯医者にクリーニングに行きます。

おしゃれはズボラですが歯のクリーニングだけはサボりません。

私が行っている歯科医の衛生士さんはみんな同じ様なタイプの人で

全員がメガネをかけていてその上マスクをしていますので見分けがつきません。

でも皆特徴があって口を開けながらも

「ああ~今日はこの人だ」と分かるのです。

昨日の衛生士さんは唇をぐわっと開くのです。そして前歯の時にいつも窒息しそうになります。彼女は私の上唇を可愛い(低いとも言います)鼻に思いっきり密着させるのです。私はぐごぐご言ってわかって貰おうとしますが、彼女は仕事に集中しているので全く気付いてくれません。「ああもう駄目だ!」と手でも挙げようとしたところ上唇が解放されました。苦しかった~と思いっきり空気を吸い込みました。

他の方々もそれぞれ個性があります。最も分かり易い人は私のおでこに彼女の胸をぐいぐいと押しつくるのです。私がおばさんだから気にしていないのか、仕事に集中する故にそんな事にはかまっていないのかわかりません。でも男性の時には気にした方が良いよと言ってあげたいです。

 

ガラス人口が増えたのか最近のイベントでガラス作家さんと御一緒する事が多くなりました。今まではガラスでも同技法の方が出店されていたら私は出店を控えていました。

ですが前回どっぷり被っている作家さんとそれも斜め前という近い距離での出店となりました。事前に作風を拝見してなるべくテイストの違う物を出品しました。

でも考えてみれば一つのイベントで素材やカテゴリーが被っていることはよくある事。それでも作家さんによって全く違う物になるのですものね。今まで何を遠慮していたのやらと思いました。まあはっきり言ってしまえば自分に自信が無かったのですが。

お客様もあちらを見てこちらに来られて、

「同じガラスでもぜんぜん雰囲気が違いますね。」と言われる方が多かったです。

カテゴリーとしてはアクセサリーが中心になりますので、それは沢山の作家さんと被っている訳です。その中で私の作品を手に取って頂く、更にはお買い上げ頂くのには何かズキューンと心を射抜く魅力がある作品でなければならないと思います。

前回いつもシェア出店していた相棒とコラボ作品を出品したところ評判が良かったので少しずつ増やしていこうと言う事になりました。

矢を引く力を私だけではなく相棒と引いてお客様の心を目掛けていきます。この相棒はかなりの力持ちです。

パーツ難

書きたい事は沢山あるのですが、つい後回しにして書きたい事を忘れてしまいます。

どうも御無沙汰してしまいました。

この間一つイベントがあり、そして初めての確定申告を済ませました。

こうして振り返ると書こうと思っていた事を思い出してきました。

 

私の作品の中で一番の売れ筋はヘアゴムです。

ガラスが売れる季節は春から夏でその季節に長い髪の女性は髪を結ぶ事が多いので良く売れるのです。

私は作品を売る時に一番気を使うのは、ガラスとパーツの接着です。

ヘアゴムの場合ガラスにヘアゴム台を接着剤で付けます。接着剤はエポキシ系の透明度が高く強力な物を使っています。

今までは2液混合タイプの物を使っていましたが、ある雑誌の接着剤の比較の記事を見た所それよりも強力な物とされるのがありましたのでそちらに変えました。2液混合タイプの物でも、剥がそうと思ってもなかなか剥がせないので充分強力です。だいたいその実験結果も真に受けて良い物なのかと疑えばキリがないのです。

次にパーツです。色々なパーツを使いましたが一番良いのは鹿のパーツ屋さんの物です。但し鹿さんのはゴムが変えられません。ガラスは割れない限りずっと使えますので出来れば長く使って貰いたいと思います。ゴムは伸びるし劣化もします。だからゴムが変えられると言う事は必須なのです。

ネットで売られている殆どのパーツを買って試しました。まあその品質は驚きの低さです。ゴムを挟む部分が台の中心からずれている。それは我慢出来る。しかしその金具が曲がっていてしっかりと合わない。ネットで売られているパーツはとても安価です。そして外国製につき品質にバラつきがあると明記されています。でも私は少し高くても高品質のパーツが欲しい。本当にどれもこれも使えない物ばかりで困ってしまいます。最近新しいパーツを見つけ今試していますが、これが何とか良い様です。もう少しの間使ってみて問題がなければ次回からはこのパーツに変えます。

 

イベントに出店してもアクセサリー作家さんが一番多いのですが皆さんはどうされているのかと作品の裏側が気になって何気なくお話をして裏を見る癖が付いてしまいました。そして最近はショートカットが流行りなのでしょうか、

「髪切っちゃたし~。」と言われる事が多かった様に思います。

一番の稼ぎ頭がピンチです。

広告塔

鏡に写った自分の姿を見て驚いたよ。婆さんが写っている!いやいや自分でした。最近ガラス作りが楽しくて、近所のスーパーとガラスの教室、偶にヨガ教室以外出歩く事無くガラス小屋に籠っています。

美容院にも行かなければと思いながらも時間が勿体なくて自分を見ない様にしていました。

 

先日近くのショッピングモールでイベントがありました。出店しようか迷いましたが今回は見送りました。そこでいつも一緒に出店しているゆみちゃんと様子を見に行きました。皆レベルが高くゆっくりと楽しく見て周り、幾つか作品を買い少し離れた所にある椅子に座り人の流れや売れ行きを見ていました。

その時二人で話していた事は、売る人も見た目を気にした方が良いよね。おばさんより若い子の方がやっぱりいいよね。対面で販売するイベントはもうキツイのかな~。などと話しながら眺めていました。

 

アラフィフだと思っていたらいつの間にかアラ還、そりゃ見た目キッツイです。

仕事をしていた時はそれなりに身なりに気を使っていました。センスを問われる仕事ですのでお客さんにこの人に仕事を任せて良いのかという不安を持たせたら仕事が成り立ちません。でも本来おしゃれズボラでその上殆ど外に出ない生活をしていたら立派な山姥となってしまいました。髪を振り乱して鳥を追い払っていたら本物ですよね。これじゃいかん、他人様に不快感を与えない程度に小奇麗にしておくべきだと思い美容院に行きました。

美容師さんに「随分伸びたね」と言われ

「そうなの切りたいのよ。でもこれは私の広告塔なのでこれが出来るぎりぎりのところで切って欲しいの。で考えたのよ」

結局出来上がった髪型は右側と左側が10センチ以上も違う髪型となりました。

それはどうしてかと言いますと

 

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こうなるからです。

この広告塔は良い働きをしてくれるので手放せません。

 

美容師さんにおしゃれ三編みにしてもらい新宿の街をぶらついて帰って来ました。

制作、練習と楽しくてついつい全てを時間が勿体ないと後回しにしてしまいましたが、外の風も感じなければいけないと実感しました。

敵もさるものなかなか去らないもの

家の庭は日当たりが良いとは言えません。

ここに越して来た当時はとても良かったのですが、まあそれは仕方がない事。

その上私が小屋を建ててしまったので更に日陰が増えてしまいました。

そんな悪条件の中でも花を咲かせて目を楽しませてくれる花達に感謝です。

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寒風に花びらを震わせている姿を見ると何て健気なのとしゃがみ込んで

愛でてしまいます。

花だけではなく、畑の作物にも寒さに耐えて成長してくれてありがとうと思ってしまいます。

まあ食べごろになったらさっさと頂くのですが、それまでは愛情をたっぷり注ぎます。

家計の助けもしてくれるお野菜さんですので大切に育てます。

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 これはのらぼう菜。葉っぱを欠いて食べます。癖がなくて茎が柔らかく甘みがあります。鉄分、ビタミンA・Cが豊富でお浸しや炒めて食べます。

そうやって食べごろになるのを待っているお野菜さん達を食べる前にヒヨドリが

食べ尽くしてしまいそうな勢いです。

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最初は食べ物が少ない季節だからと思っていました。しかしブロッコリーの葉は無残な姿に。

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せめてブロッコリーは食べないでと練習で作ったガラス達を吊るしたところ何の効果もありませんでした。

 

やはりちょっと綺麗でもゴミはゴミなのね。鳥さも追い払えないのねとがっかりしました。そして奴等は隣の小松菜を食べ始めました。

今度は吊り方を変えて、ヒヨドリが葉を食べようとすると頭にコーンと当たる様にしようかなどと考えています。

ガラス小屋で作業をしているとヒヨドリが番いで来て食べている様子が良く見えます。しかし手を止める事が出来ないのでどうする手立てもありません。中から叫ぼうと声は届かず、大騒ぎしている自分が虚しくなるばかりです。

先日 友人がガラスをつくりに来ていた際に、私がヒヨドリを追い払いに行った姿を見て大笑いしていました。

「何か良いよね~。ガラス作って野菜作って鳥追っ払って良い生活だよね~」

とんでもありませんわと言いたかったが、確かにそうかもと思ってしまいました。

 

こうなれば何て平和な毎日なのと思いヒヨドリとの戦いを楽しむ事にしました。

次の作戦をお楽しみに。そして何か良い対策があれば教えて頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

積み重ねと継続

蝋梅の花が咲いていました。

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この質感不思議。

 

定期預金の満期のお知らせが来ました。

これは友人といつか旅行に行こうと始めた定期預金。

お互いに毎月2000円づつ貯めています。

国内旅行ならばもの凄い豪華な旅行が出来る位、

海外でもお小遣い込みで行ける位貯まっています。

今回もそれを定期預金にして新たに2年積立を始めます。

いつになったら旅行に行けるのでしょうかね。

子供が大きくなって手が離れたらと言っていたのですが、

早いもので子供は今やアラサ―。貯まる訳ですわ。

 

酸素バーナーを始めて約2年になります。酸素バーナーの炎と

なかなか仲良くなれなくて基本的な練習を積んで来ました。

多分私程上達の遅い人はいないのではと思う程上手く出来ません。

はっきり言ってつまらない。手をずっと上げているので腕が痛く肩凝りが

激しいのです。何の作品も作れずに2年。今年からは毎日メニューを決めて練習しています。

そうした所、最近調子がとても良いのです。2年ひたすら丸めたり伸ばしたりを繰り返していた成果でしょうか。ガラスの気持ちが少し掴めてきた様に思います。

そうは言ってもやっと入り口の扉が開いたそんな感じです。まだまだ先は長いです。

 

私はもう一つ始めて4年ほぼ毎日練習している事があります。これも全然上達しません。

今日は休もうかなと思う日も多々あります。しかし「継続は力なり」と自分に言い聞かせて続けています。毎日毎日の小さな積み重ねがいつかは大きな力になると信じていますが、寄る年波には勝てず覚えてはすぐに忘れるの繰り返しです。これについてはただ継続しているのみであって積み重ねている物が無いと今気が付きました。

 

こつこつと積み重ねるのは良いけれど、そろそろ先がちらほらと見えて来たお年頃。

このままでは折角ここまで積み重ねたのに残念だったわねで終わりそうな予感がしてきました。

 

火の用心

日本各地で大規模な火災が起こりました。

この年の瀬に焼き出された方々にはお気の毒で言葉も出ません。

 

私はバーナーで火を使って作業するので他人事ではありません。

住宅地に作業小屋がありますので、火を出せば隣接したお宅への

延焼は免れないと思います。

小屋は不燃材で作っておりますが、それでも中の物が焼ければ

火は何を伝っていくかわかりません。

空気が乾燥している季節は尚更に用心に用心を重ねなければなりません。

何に引火するか分からないので、掃除をまめにして整理整頓する事が大切だと思います。

私の作業小屋の消火設備。

消火器

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バーナーを据えている足元に置いてあります。

 

 

消火器その2

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直ぐに手の届く所に置いてます。キャップも取っていつでも使える様にしてあります。

 

 

消火バケツ

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今までで唯一活躍した消火グッズです。

ガラスがポンテから取れて膝の上に落ちました。

何処に落ちたのか分からず着ていた物を脱いでこのバケツに押し込みました。

その時はエプロンのポケットの中にガラスが入っていました。

膝掛け、エプロン、パーカーにまるで弾丸を受けたかの様な大きな穴が開いてしまいました。約2000度の炎でガラスを溶かしていますので、ガラスも相当な高温になっています。

 

 

 

火事除け守

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 この奴凧は王子稲荷神社の凧市で毎年前年の凧を奉納して神社にお参りし、境内社務所で改めて「火防の凧」をお受けします。

凧市は初午に開催されます。今年は2月6日と18日の2の午です。

これは、たびたび大火に見舞われた江戸時代に、「凧は風を切って揚がる」という事から火事除けのお守りにと、同神社の奴凧を「火防の凧」としてお受けしたのが始まりだそうです。

王子稲荷神社はとても面白い神社です。大晦日の夜、お面をかぶったり、メイクをほどこし、きつねに扮した人たちが王子装束稲荷神社に集まり、行列を成して大勢の見物に囲まれながら王子の街中を練り歩き王子稲荷へ参詣する「きつねの行列」があります。「毎年大晦日になると、関東一円から狐が集まり装束を整えて、王子稲荷にお参りした」そんな昔の言い伝えを今に残そうとしているらしいです。大晦日王子は他とは一風変わった幻想的な光景があります。

 

いづれにしてもどれも使う事がないに越した事はありません。ちょっとした油断や慣れが火事を起こす原因になると思います。そして用心には用心を重ねて丁度良いのだと思います。

糸魚川の大火を見て改めて気を引き締めました。

 

 

 

イベントの結果とワークショップ

2ヶ月連続でのイベント、楽しく終了しました。

夏から作業小屋の建築で殆ど作る事ができなかったので

直前になって忙しかったこと。ぎりぎりまで作っていました。

 

2回とも初めての場所で売り上げは今一つでした。

ガラスは冬は厳しいのですが、それにしても私達のブースに人が来ないのです。

どうして?と思い一緒に出店している友達の娘さんに写真を送り

「どう思う?」と聞いたところ

「高そうで近寄り難い」と言われました。

私も友人の作品もそれ程高価ではありません。しかし何百円の物はありません。

それでも今までやって来て避けられているかの如く人が寄りつかないのは

初めてでした。

通り過ぎようとするお客さんに声を掛け続けて何となく何故か分かりました。

お客さんにガラスを作っていると認識されていないのでは\(◎o◎)/!

それから自分が焼いたと言い続けたら、だんだんとお客さんが立ち止まって見てくれる様になりました。

後で考えてみて、ひょっとして買ったガラスにパーツ付けて売っていると思われてたの?それは嬉しい様な嬉しくない様な複雑な気持ちでした。

当然の事ですがハンドメイドのイベントですから、ガラスを作って売っているのです。

今までその様な反応はなかったので驚きでした。

これからはガラスを焼いていると言う事をはっきりとアピールした方が良いのかなと思いました。

 

お客さんと作り方などを話しているとガラス作りに興味を示してくれます。

少し前から「教えていないの?」と聞かれる事がありました。

作業小屋も出来たのでイベントで告知してワークショップを開いています。

参加された皆さんに楽しかったと喜んで頂けると私もとても嬉しいです。

作りたいという気持ちを大切にしたいので、これという物を決めずに話しをしながら何を作るかを決めています。今日もお一人見えて、箸置きと帯留を作っていかれました。

 

ガラスは焼くのにも時間が掛かりますが、それ以上に冷ます(除冷と言います)のに時間が掛かります。ですので作ってその日にお持ち帰り頂く事が出来ません。

それが良い所で、悪い所でもあります。今日の方は後日作品を受け取りに来られてまた何か作りたいなとおっしゃっていました。1ヶ月に一度でもその様なループが出来ればこの先も続くのではと考えています。私もどんなリクエストにも応えられる様に勉強しなくてはなりません。

悪い所としてはイベントなどでワークショップが出来ないという事と取りに来られない方に後日発送しなければならない事です。

 

私はガラスフュージングを始めて6,7年です。奥が深い技法ですのでまだまだひよっこです。教えるというより一緒に考えて作るお手伝いをしているそんな感じで進めています。

まあはっきり言ってしまえば、私のワークショップは参加費をとても安く設定していますので金銭的には何の儲けにもなりません。でも参加して下さった方々の作品を見るのがとても楽しいし、参考になります。それが何よりもの利益ではないかと思っております。