40年振りの
先日義母が無花果を送ってくれました。正直言って好きではないので困ったなと思いました。
私は少し特殊な所で育ちました。そこはとても自然が豊かで外から見ると森の様に見えます。果実の生る木も沢山ありましたので、その中にいる子供同士で知恵と力を合わせて取って食べました。それが遊びの一つでした。
その時の印象が良くなかったのでしょうね、子供の頃取って食べた果物は好きではありません。
今では私は立ち入る事は出来ませんが、変わらず大きな森のままなのであの無花果の木もあるかもしれません。
そう、それで無花果をどうして食べようかと思いつつ、ご近所に御裾分けしてCookpadを覗くと生ハムを乗せて食べると美味しいとありました。そう言えばブルーチーズとも合うと何かで読んだのを思い出しました。
スーパーで生ハムとブルーチーズを買い、恐る恐る口に入れたところびっくり!美味しいではないですか。
生ハムやブルーチーズの塩味と無花果の甘みがとても良い感じでお互いを引立てます。
私はあの果実のぬちゃっとした所が苦手だったのですが、それも気になりません。
ビールにもワインに合います。
無花果を40年以上振りに食べて印象が変わりました。時間を返して下さいと言いたい気分。
歳を取るにつれ食べ物の好き嫌いが無くなって来た様に思います。味嚇の許容範囲が広がったとでも言いましょうか。
嫌いだと思っていた物も食べてみたら美味しく感じたり。
または今回の様に頂いて困った時はネットで様々な調理方法を得る事が出来るのが良いのでしょう。子供の頃に生ハムやブルーチーズなど無かったので食材の広がりもその要因かと思います。
何れにせよ食べず嫌いは勿体ないと実感しました。